日誌

学校だより 2月号

2024年2月2日 14時43分 [管理者]

耐雪梅花麗し(雪に耐えて梅花麗し)

  水海小の梅の花も立春を前に、開花を迎えようとしています。朝夕の寒さの中にも、生き物がうごめき、草花の芽吹きを感じさせるあたたかさをふと感じることができます。

 「雪に耐えて梅花麗し」西郷隆盛の漢詩の一節です。これは、厳しい雪の寒さに耐えるからこそ、梅の花は美しく咲くということ。転じて、試練や苦悩に耐えて乗り越えてこそ大きな成長できるという意味をもちます。

 子供たちは生まれたときはすべて親に依存しますが、少しずつ自分でできることを増やしていき、自立できるようになります。学校でも、上の学年になるにつれ自分たちでできることは子供に任せることを大切にしています。つい手を出してしまいがちですが、「待つ」ということも子供のためです。また、子供たちの困りごとに寄り添う場面においても、解決の糸口を自分で探すことを促していくことも、生きる力になり、大きな成長につながることでしょう。

 年度末になります。児童のできるようになったことを賞賛し、3学期を締めくくろうと思います。今後とも、ご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。

<今年度の重点目標>

   児童一人一人が学ぶ楽しさと意義

            そして成長を実感できる教育活動の推進

1 テスト結果をいかした学習内容の定着

   1月に4年~6年生で実施された「県学力診断のためのテスト」のねらいの1つに「児童生徒の学力の実態を指導年度内に把握して、補充指導を通して、学力の定着を図るとともに指導方法の改善を図る」があります。各学年で実施している単元テストを含め、これらのテストの結果をもとに、必要に応じて補充指導や学び直しを行い、その学年で身につけるべき学習内容について、確実な定着を図っていきます。

 2 1年間の成長を実感できる取組

   現学年での学校生活も残り2ヶ月となりました。年度末を見据え、1年間の成長を実感できる声かけや関わりを行っていきます。学校や家庭での生活において、子どもたちに自己決定の場や機会を与え、その過程で担任や保護者が適切に指導や援助を行うことは児童の成長につながります。児童一人一人の成長した点をきちんと見取ること、それを認めていくことを重点とした指導をしていきます。