日誌

2学期終業式 あいさつより

2022年12月23日 10時50分 [管理者]
2学期も今日が終業式です。終業式にあたり、校長先生から2つの2学期の出来事のお話と1つのお願いをします。
 1つめの出来事について
 2学期のある日、運動場で持久走の授業をしている学年がありました。担任の先生の合図で、一斉にスタートし、走り始めました。走り始めてすぐに1人の女の子が転んでしまいました。1周目の途中で校長先生が「大丈夫?」と声をかけると、目には涙を浮かべながらも「うん」と答えて走り続けました。2周目にも「痛くない、大丈夫?」と声をかけました。転んで擦りむいた膝からは血がにじんでいました。その子は「大丈夫です」と答えてさらに走り続けました。その後何人か抜いて最後まで走りきりました。ゴールしてすぐに保健室で手当をしてもらいました。最後まで頑張って走りきった姿に校長先生は感動しました。また、ある学年は、かけ算九九の練習に毎日頑張って取り組んでいました。カードにはるシールがはりきれないほど繰り返し練習していました。水海小学校には、運動に勉強に頑張るたくさんの子どもがいることをとてもうれしく思いました。頑張って身につけたことは、後で必ず役に立ちます。そして成長につながります。6年生には,ある授業の中で「1時間1時間の授業を大切にしよう」と話したことがあります。授業で理解できたことや身につけたことは、みなさんの成長につながります。これからも、勉強に運動に全力で頑張って下さい。
 2つめの出来事について
 2学期のある日、ある学級の算数の授業の様子を見に行きました。丸付けをしたり、少しだけ教えてあげたりしました。授業が終わって帰ろうと廊下に出たときに、ある男の子が「ありがとうございました」と声をかけてくれました。校長先生は、自分から他の人に「ありがとうございました」の声をかけることはあります。毎朝のおうちの方々の立哨指導。雨の日も寒い日も、みんなのために横断歩道で安全を見守ってくれています。その時には必ず「ありがとうございました」と声かけをします。2学期は、5、6年生が、朝の時間を使って校庭の落ち葉はきをしてくれました。その人たちにも「ありがとうございました」と声をかけました。しかし、今回のようにみなさんから「ありがとうございました」と声をかけられたことはあまりありませんでした。その男の子からの言葉を聞いて、少しだけうれしい気持ちになりました。令和4年の1年間ももう少しで終わります。1年間を振り返って、みなさんを支えてくれた人、見守ってくれた人、応援してくれた人に感謝の気持ちをもって下さい。そして、できる人は言葉にしてみて下さい。
  最後に、1つみなさんにお願いをします。それは、感染症対策です。明日から冬休みに入りますが、新型コロナウイルス感染症は今も感染者が増えています。検温、消毒、密を避けるなどの感染症対策の徹底をお願いします。そして、来年の1月10日の日にみなさんが元気な姿で登校できることを願っています。
 令和4年12月23日    古河市立水海小学校 学校長より